「今だから必要な支援ができたか」令和3年度の振り返り


 

新型コロナウィルス感染症拡大の影響はじわじわと私たちの住む庄内地域でも広がりました。開催を予定していた事業の参加者数の見直しを行い、できる事をできる方法で実施しました。

子育て家庭の感染による自宅療養や待機での困難、シングルマザーや多世帯、非正規雇用の経済的困難が見えはじめたため、従来の子育て支援センター機能と「おたがいさまプロジェクト」を全体事業と関連付け、フードパントリーや女性のつながり事業を実施しました。事業の開催には、庄内地域の社会福祉協議会とのつながりとやまがた福わたしさんとト一屋さんの協力で実施することができました。

ラインの登録者は91名、今まで出会ってなかった親と子が来てサポートにつながったことは、大きな成果だと思います。

「#生理の貧困」からの女性のつながりサポート事業では、なぜ今生理の貧困といわれるのかをスタッフ同士話し合い、落とし込み、事業を展開しました。生理用品が買えないから貧困なのではない無理解だから苦しい。生理や体のコトを話せる身近な場としての居場所は大きな成果です。今後も続けていきたいと考えています。赤い羽根の新型コロナ応援キャンペーンの助成で「はじめてのボランティア心得講座」を開催しました。ボランティアや支援をしたい人がボランィアの心得を学ぶ内容です。少しずつですが、ともに支え合い寄り添う人材が増え、暮らしやすい地域を作っています。

年間来館者数は、のべ2252人。前年度と同程度でしたが、新規来館者は78名で昨年度より30名ほど増えています。

皆様からのお力添えのおかげで、状況に応じ柔軟に活動できたことに感謝いたします。

ありがとうございました。これからも子育てを通じて、ともに育ちあう地域づくり事業=地域のつながりを育てる活動を行ってまいります。今後も変わらぬお力添えよろしくお願いします。

投稿者プロフィール

伊藤和美
伊藤和美
高校生と中学生の娘がいます。5人+犬1匹の家族です。子育てが落ち着いて今は介護に足をつっこんでる50歳です。祖母、義父を見送りました。
好きな映画は細田監督のサマーウォーズ、
まっすぐでかっこいいおばあちゃん目指してます。